KYOTO OYATSU CLUB 第19回


100年にわたる、“はじめて”の食感

益壽糖

ふわふわ、もっちり。とろ~ん・・・!はじめて食べたとき、その食感、味わいに、味覚の情報処理がなかなか追いつかなかったのを覚えている。濃厚なニッキの香りを纏った、マシュマロのようにやわらかい、求肥の和菓子。ところどころに隠れたクルミの実もまた、風味をたのしく彩る。大正9年の創業時に、本家より受け継いだ味ということだから、100年近く前にはすでに存在したという歴史に驚く。9個入1,150円