KYOTO OYATSU CLUB 第57回
小説から紡いだ、洋酒にぴったりの創作あんこ玉
アントニオとララ
今年5月にオープンした「菓子屋 のな」では、名主川千恵さんの創作和菓子が楽しめる。創作のインスピレーションは文学作品や音楽、映画から。「アントニオとララ」は、アンデルセンの小説『即興詩人』をモチーフにしたあんこ玉のお菓子。焦がしキャラメルあんは、詩人アントニオの人生の苦味を、キウイ寒天が中に隠れた黄色のトロピカルあんは、盲目の少女ララの秘められた情熱を表現している。洋酒をたっぷり効かせた鮮烈な味わいは、お酒との相性ばっちり。アントニオとララ900円(税込)