さっぱりと食べられるおいしい逸品「コーヒーゼリーパフェ」


叡電「一乗寺」駅隣のビルの3階に、昨年秋オープンした「喫茶 点線」。スイーツメニューはすべて自家製。ミルクジェラートに、ほんのり甘く香り付けされた生クリーム、そしてコーヒーゼリーとブランマンジェがふるふる揺れるコーヒーゼリーパフェ(800円)は、底に隠れたクランブルの香ばしい風味が良いアクセントに。甘さ控えめ。さっぱりと食べられるおいしい逸品。4種の豆それぞれ焙煎度合いを変えてブレンドしたブレンドコーヒー(500円)もぜひ。カップになみなみと注がれた様子に、長居を許されたような心地がしてくる。豆の販売も。

ただただ、時間に身を委ねる。


階段を上り、ドアを開けた先に待っているのは陽の光があふれる空間。大きな窓には幾重にも重なったカーテンが揺れ、表情豊かな自然光の様子を映す。

空間全体にリズムを生み出しているのは、世界各国から集めたブロカントの椅子たち。無造作なようでいて、絶妙に計算された空間に店主ふたりの感性がにじむ。

日暮れ後には暗闇と照明のコントラストで全く違う印象に。そっと響くBGMは、天候や時間帯によってテイストを変えているのだそう。

自家焙煎のコーヒーを飲みながら、本を読んだり、光を眺めたり。ただ静かに、時間を過ごしたいカフェ。