うどんと餃子、スパイス香る新感覚の名物メニュー

骨董品や古美術店が立ち並ぶ、祇園・新門前通にあるうどん・餃子居酒屋。ほとんどのメニューにスパイスを使い、お酒に合う他にない味わいに仕上げる。オープン当初から続く「スパイスうどん」に加え、現在では餃子も看板メニューのひとつ。店主の母のレシピを受け継いだ餃子で、店主が考案した2種類の自家製スパイスダレを付けて提供している。
3段階で変わる味わい!自家製タレが決め手の手包み餃子

肉の倍量の野菜が入ったシャキシャキ食感の餃子は店で手包みし、にんにくの有無に応じて2種類を用意。にんにく入りの「ニラ餃子」には、「花椒酢しょうゆ」と「ヤンニン醤油」を添える。まず何もつけずに味わい、次に花椒のすっきりとした後味が特徴の「花椒酢しょうゆ」、最後に唐辛子の風味がしっかり感じられる「ヤンニン醤油」と順につけるのが、店主おすすめの食べ方。スパイスの種類や数が異なるタレごとに、風味の違いがはっきりと堪能できる。
厳選出汁とオリジナルスパイスの「スパイスうどん」

餃子とともにぜひ味わってほしいのが、「スパイスうどん」。2種類の国産昆布と4種類の節から引いた出汁をベースに、「スパイスインストラクター」の資格を持つ店主母と協力し、店主がスパイスを調合。試作を重ねて完成させた渾身のメニューが揃う。中でも「パクチー味噌赤地鶏団子うどん」は定番人気。具材にもトッピングにもパクチーを使い、どこから食べてもパクチーの爽やかな香りがふわりと広がる。パクチー味噌に使用するスパイスは、柑橘類のようなフレッシュな香りを持つコリアンダーと、カレーでおなじみのほのかな苦みと辛みがあるクミン。コリアンダーとクミンの風味が絶妙に混ざり合い、そこにパクチーの爽やかな後味が続いて、全体をあっさりとしたエスニック風の味わいにまとめ上げる。特製の味噌ペーストを溶かしながら食べ進めると、スープの味わいがだんだん濃厚に変化。お酒を飲みながら最後まで飽きずに楽しめる。
現代アートと古民家が融合。ハイセンスな店内

築120年の古民家をリノベーションした店内。店の奥に中庭があり、店主がコレクションした現代アートがあちこちに飾られている。和洋が融合したハイセンスな空間で、新感覚の料理を味わってみて。
