うどんのポテンシャルを味わい尽くせる「うどん屋さん」のひんやり冷たいメニューをセレクトしました!

わざわざ訪れたいうどん店[うどん あおい]の「葵ぶっかけうどん」

2016年のオープン以来、着実にファンを増やし、今では遠方から通う常連客も多い。うどんは、手打ちうどん専用の国産小麦「天地のめぐみ」を使用し、気候に合わせて繊細に調整しながら自家製麺。注文ごとに圧力釜で茹であげることで、表面はふわふわと柔らかく、もちっとした弾力もあり、さらにしなやかなコシも備える、という唯一無二の食感に。太さがありながらも食べやすく、麺の味わいと香りが口中に広がり風味豊か。

利尻昆布、花鰹、鯖、目近、うるめ、煮干、しいたけをからとった出汁の、体中で感じる圧倒的な香りと濃厚な旨みをぜひ体感してみてほしい。出汁にかえしを加えて長時間寝かせたつゆは、甘みを感じるまろやかな味わい。

うどんは「打ちたて、茹でたて」が信条。前日に仕込んだ麺を、注文ごとに茹であげて提供し、その日の分がなくなれば売り切れ御免。できるだけ早めの来店がおすすめ。

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見た目も涼やか。[自家製うどん さんたく]の夏限定うどん「すだち冷やかけ」

柔らかいのにコシもしっかりある、口の中が心地よい「絶妙食感」を目当てに、地元はもとより遠方からもうどんファンが訪れる人気店。

夏季限定の「すだち冷やかけ」は、柔らかな風味の出汁と徳島産のすだちのキリリとした酸味が調和する、飲み干したくなる涼やかな一杯。さらに、8月末~9月頃に登場する「すだちといちじくの冷やかけうどん」を心待ちにする常連客も少なくないとか。京都城陽産いちじくの甘みとすだちの酸味、出汁の風味がハーモニーを奏でる、妙味に富んだ晩夏のおいしいお楽しみ。

うどんの生地は、小麦の香り豊かな香川県産小麦「さぬきの夢」を使用し、足踏み。一晩熟成させて滑らかさを引き出し、大釜と圧力釜の二段階で茹でることで他にはない食感になる。出汁は麺との相性を第一に。昆布、うるめ、かつお、めじか、さば、そして少量のいりこを使用する。

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讃岐のコシと、はんなりとしたしなやかさと。[手打ちうどん 鴨脚]の「黒毛和牛のとろろ月見ぶっかけ」

昨年夏、平野神社南にオープンした注目のうどん店。讃岐うどんの手法で手打ちする麺と、関西らしい優しい味わいの出汁を合わせたハイブリッドなうどんで、早くも老若男女問わずファンを増やしている。

「黒毛和牛のとろろ月見ぶっかけ」は、この夏からの新メニュー。「銀閣寺大西」から仕入れる国産黒毛和牛バラ肉の甘辛煮と、とろろと合わせた卵がのった見た目も豪華なボリュームたっぷりの一杯。出汁を回しかけ具材とうどんを絡めて啜れば、最後まで箸が止まらなくなる。牛肉の旨みと、氷水で締めてコシを活かした冷たいうどんの存在感をとろろ卵がまろやかにまとめ上げる“三味一体”の味わいに、唸らずにいられない。

店内はお一人様からカップル、家族連れまで幅広い層の客で賑わう。また、子ども向けのカトラリーや椅子も用意。うどんの茹で具合も、小さな子ども向けに柔らかく調節してもらえるのがうれしい。

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つるつるもちもち、コシは弱めの今治うどんを堪能できる[麺処 美松]の「生じょうゆうどん」

北野天満宮西側にある「三代目 今治うどん」の看板を掲げるうどん店。1950年、店主の曾祖父が愛媛県今治市にて創業したうどん店「三松」を、二代目の祖父が「美松」に改名。2019年、今治生まれで京都育ちの店主が三代目を継ぎ、京都に場所を移して再興した。

「今治うどん」は、同じ四国の讃岐うどんと比べて、表面はつるつるで食感はもちもち、コシは弱めという特徴を持つ。京都の人の好みに合わせ、本場よりも麺を若干細く、柔らかく仕上げている。むちっとした歯触りが心地よく、小麦のおいしさが口中に広がる。

「生じょうゆうどん」は、大根おろしと小口ネギ、レモンをのせた冷やしうどん。醤油瓶が添えられて提供される今治では定番のメニューで、客が好みの量の醤油をかけて食べる。キュッと絞るレモンの爽やかな酸味と大根おろしでさっぱり。鰹出汁を合わせた醤油の香りが、うどん本来の味わいをより際立たせる。

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