みずみずしいメロンが主役、ふんわり上品なショートケーキ

季節のショートケーキ850円・アイスダージリン650円 ※ドリンクはセット価格(100円引き)

京都市京セラ美術館に併設のミュージアムカフェ。華やかなビジュアルの「季節のショートケーキ」は、幅広い世代に愛される定番スイーツ。フルーツは季節ごとに変わり、これまでにいちごやぶどうが登場している。現在は国産メロンを使用。

優しい甘さのメロンは、果汁たっぷりでジューシー。くちどけの良い生クリームとふわふわのスポンジ生地が、みずみずしいメロンを引き立てる。メロンの自然な甘みを活かした上品な味で、一口目から幸福感が広がる。渋みが少なく、爽やかな味わいのアイスダージリンと一緒にどうぞ。

 

メロンを際立たせる1段仕立て、涼やかで美しい佇まい

均一にナッペされた、なめらかクリームのショートケーキ

透明感のある黄緑のメロンと、白い生クリームの重なりが淡い風合いを生み出し、見た目にも涼やか。

「芸術を見た後すぐ目にする料理だからこそ、美しく仕上げたい」との思いで、見た目の美しさを意識しているそう。上には小さく角切りにしたメロンと、化学肥料を使わずに育てた滋賀県産エディブルフラワーを可愛らしくトッピングする。

さらに今年から、メロンの存在感がより際立つようにクリームの層を2段から1段に変更。ゴロっと大きめなメロンを使い、堂々としたケーキに仕上げている。クリームの固さを微調整しているため、時間が経っても形が崩れず、美しいまま。パティシエの丁寧な仕事ぶりがうかがえる。

登場した瞬間に「大きいね!」と驚かれるご年配の方もいるという、インパクトある見た目ながら、生クリームとスポンジ生地はふんわり軽やか。食後でもすっと口に運べて、午後のひと休みにもちょうどいい、優しい食べ心地の一品。

 

思わず写真に収めたくなる、彩り豊かな季節スイーツの数々

ショーケースには香り高い国産レモンのウィークエンド・シトロンや、季節限定のタルトレットが並ぶ

旬のフルーツをたっぷり4~5種類使ったプリンアラモードなど、絵になるスイーツが充実。彩りも味わいも季節ごとに変化するメニューに、「また来たい!」と何度でも足を運びたくなる。

 

どんな天気でも心に残る、非日常なカフェ空間

キャプション
晴れた日には陽光が差し込み、伸びやかで澄んだ雰囲気に

美術館の地下1階にあるカフェは、流線形の大きなガラス窓が特徴。スロープ状の広場を一望でき、ここだけの特別な眺めが楽しめる。

強い日差しで窓のカーテンを閉めると、「閉めちゃうの?」と残念がる声が上がることも。雨の日には窓に雨粒が滴り、幻想的な雰囲気に心が奪われる。

店内にはテーブル席とカウンター席をゆったりと配置。アート鑑賞の後に一人で立ち寄って、展覧会の余韻に浸りながらランチから食後のデザートまでじっくりと味わう。そんな洗練された時間を過ごせば、日常の喧騒を忘れてリフレッシュできそう。

 

オリジナルグッズを購入したり、過去の作品展の図録を読んだり、といった楽しみ方も

 

岡崎散策の合間にも。京都らしさと新しさが調和する店

美術館のリニューアルとともに2020年にオープン。変わらない煉瓦タイルが印象的な外観

四季折々の風情豊かな景色が楽しめる琵琶湖疎水や岡崎公園の近く。アート鑑賞の前後に限らず、周辺の散策と合わせて気軽に立ち寄れるのも魅力。

メニューには京都の素材を活かしたランチプレートや、地元の店とのコラボで生まれたノンアルコールカクテル、パティシエが丁寧に仕上げるスイーツなどの、他にはないオリジナル料理が揃う。「岡崎エリア全体を盛り上げたい」との思いから、「温故創新」をコンセプトに掲げ、歴史ある京都の文化や素材を取り入れた、季節感のある新しいメニューを生み出している。