国も地域も味わいも。京都で楽しめる多彩なスパイシーなグルメを集めました!

辛くない!アメリカンな[ワタナイスキッチン]の炭火香る旨ジャークチキン

2025年5月にオープンしたばかりの、京都では珍しいジャークチキンの店。

ジャマイカ発祥の「ジャークチキン」は、スパイスやハーブ、調味料に漬け込んだ肉をドラム缶でじっくり焼き上げて作る料理。

こちらのジャークチキンは、子どもでも食べられるように辛さ控えめ。オールスパイスやクミン、シナモンなど、7種類のスパイスとハーブをブレンドして使う。さらに、はちみつや醤油を合わせた自家製ダレに漬け込み、しっかりと味をなじませてから香ばしく焼き上げる。

テラスのドラム缶で焼くジャークチキンはしっとり柔らか。オーブンレンジのように熱を行き渡らせたドラム缶で、40分かけて余計な脂を落としながら、ヘルシーに仕上げる。仕上げに炭火で焼き色をつけ、パリッと香ばしい皮目に。こんがり焼けたスパイスの香りが食欲をそそる。

ジューシーなポークは赤身と脂身が両方味わえて、食べ応え十分。肉肉しい赤身の旨みと、とろけるような脂身のコクが混ざり合い、噛むほどに奥行きのある旨みを生む。

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しびれる辛さ&ウマさに箸が止まらない![龍門 本店]の「茄子のピリ辛炒め」

来年で創業30周年を迎える、京都における四川風中華料理店の草分け的存在。

しびれるような辛さ「麻辣」が特徴的な四川省の料理のうち、こちらでは辛味が比較的まろやかな成都市の味を再現している。唐辛子や花椒には風味豊かな中国・四川産を使用。奥の厨房から聞こえてくるエネルギッシュな中国語も相まって「本格中華」の趣き満点!

「茄子のピリ辛炒め」は「龍門といえば」のオリジナル名物料理。ビールがすすむ旨辛な味わいに、熱烈なファンを持つ。

カリカリ・ホクホクの茄子は一度食べたら忘れられない「まるでポテトのよう」な軽~い食感。食べる度こめかみから汗が滲み出てくるほどのしびれる辛さと、箸が止まらなくなるウマさの組み合わせに中毒者続出。大量のスパイスに埋もれた短冊状の揚げ茄子を、宝探し感覚でつまんで食べるのが楽しい、おいしい。茄子を食べ尽くしたあとに残ったカリカリの豚ひき肉とねぎ、にんにくでまたビールがすすむ!

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[izon]の月替り創作スパイス料理をカジュアルなコースで

元は西陣で間借りカレー店としてスタートし、現在は創作料理のレストランとして進化を遂げているこちら。

海鮮は京都市中央市場へ、野菜は大原の朝市へ仕入れに赴くなど、オーナーシェフの吉藤さんが厳選した食材を使用し、スパイスやハーブ、山野草を効かせた料理が、サイドディッシュ、スープ、メインディッシュ、ライス。全4品のライトなコース仕立てで楽しめる。

内容は月替り。毎月一つの国をテーマに、その国の文化や成り立ちにまでイメージを膨らませた品々がテーブルの上に繰り広げられる。

10月からは、ディナータイムを10品程度のコースのみとし、より大きなスケールで吉藤さんが繰り広げる味の世界を楽しめる形態になる予定。進化を遂げようとする「izon」から、ますます目が話せない。(写真の内容は8月のもの。現在は終了)

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京都の朝に、レバノンのスパイス香る[汽 [KI:]]のひとときを

2021年にオープンしたレバノン料理店「汽 [ki:]」では、フランス料理の世界で腕を磨いたシェフが、ファラフェルやシャワルマなどの中東料理をカジュアルに提供している。

朝と昼の営業では、それぞれメインを選べるプレートを用意。モーニングは、スモークチキン、ファラフェル、またはそのミックスから選べる。ファラフェルとは中東発祥のひよこ豆のコロッケのこと。「汽 [ki:]」では、ひよこ豆にそら豆と炒めた玉ねぎをたっぷり加え、しっとりジューシーな食感に仕上げている。クミンやコリアンダーの香りが、オリエンタルな気分を誘う。

ランチでは、ファラフェルのほか、スパイスでマリネしたチキンやビーフを薪や炭で焼いたシャワルマ、季節野菜のグリルも登場。ヴィーガンから肉好きまで満足できるメニューを揃えている。

副菜はすべて動物性食材不使用。フムス(ひよこ豆のペースト)、大豆でつくる植物性のアイオリソースに、野菜のマリネやピクルス、香り豊かなハーブ類が彩りを添える。

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