目にも贅沢!フレッシュフルーツを使った「季節のあんみつ」

すっきりとした後味の黒蜜が、フルーツの甘みを上品に引き立てる「季節のあんみつ」1,210円

木津川市の住宅街に佇む、和スイーツの店。カフェメニューの「季節のあんみつ」は、白玉やあんこに旬のフルーツを添えた華やかな一品。この夏はオレンジ、ぶどう、シャインマスカットを贅沢にトッピングしている。

フルーツの糖度がしっかりと感じられ、口いっぱいに広がるのは至福の甘さ。まろやかなアイスが絡むフルーツの甘みを、すっきりとした後味の黒糖が優しくまとめ、つい次々と口に運びたくなる。

 

あとがけ黒蜜で自分好みに味わう、自家製素材のあんみつ

艶やかな黒蜜をとろり。ほのかな甘みが美味

黒蜜や白玉、赤えんどう豆などは、店で一から手作り。あんみつの登場当時から製法を変えず、プルプルの食感を活かした寒天は天草から炊き、こっくりとしたあんこは甘さ控えめに仕上げるなど、手間を惜しまず丁寧に作り続けている。

ほどよいとろみの黒蜜には、沖縄・波照間島の黒糖を使用。濃厚なコクがありながら、フルーツや寒天に軽やかに絡み、全体に上品な甘みを添える。あんみつの中に入っているほか、別添えも提供。白玉に直接かけたり、お好みのタイミングで甘みを足したりと、自由に味わいを調整できて、甘党にはたまらない。

 

手仕事で仕上げる、あったか出来立てのもっちり白玉

大きな白玉を口に入れた瞬間、まず驚くのは弾力。もちもち食感で、噛むほどにもっちりと押し返される。店主の話では、白玉粉と水のこね方にコツがあるそう。注文が入ってから茹でるため、白玉とアイスクリームの、ぬくひやのコントラストが味わえて面白い。

 

テイクアウトのあんみつは4種類

 

また、ほっこり柴犬モチーフの「みたら柴」がSNSで話題に

可愛くて食べるのがもったいない!「みたら柴」1パック550円

テイクアウトの看板メニューは、人気のみたらし団子をアレンジした「みたら柴」。店主の柴犬好きが高じて、柴犬をモチーフに可愛らしく作り上げた。黒と茶の2色を展開し、黒のタレには竹炭を混ぜ込んでいる。ぽってりとした丸みのある団子に、海苔や黒ゴマで描いた和やかな表情が特徴で、その愛嬌のある見た目がSNSで話題に。「みたら柴」を目当てに、わざわざ京都以外からも訪れる人がいるそう。

 

ほっこりとした癒しの表情に、つい写真を撮りたくなる

「細かい手作業は大変」と話す店主。しかし、パーツを組み合わせて完成が近づくと、まるで魂が宿ったかのように団子が生き生きと見え、思わず愛おしく感じてしまうとか。商品棚に並ぶ「みたら柴」はひとつひとつ表情が異なり、個性豊か。じっくりと見比べながら、お気に入りを選ぶのも楽しい。団子は“蒸し”と“焼き”で丁寧に作り、毎日12時頃の出来上がり。前日までの予約がおすすめ。

 

犬とテラスでゆったり過ごせるドライブカフェ

国道163号線沿い。店前の青い看板とのぼりが目印

木津川市にある、明るく親しみやすい雰囲気の店。車が最大7台まで駐車できるので、ドライブの途中に立ち寄って、家族や友人とゆったり楽しむのに最適。

 

カウンター席とテーブル席がある、広々としたカフェスペース

カフェスペースの奥には屋根付きのテラス席があり、テラス席のみ犬の同伴OK。ペット利用の予約がない時間帯は、一般の方も利用できる。芝生に囲まれたテラスは、ウッドデッキから豊かな緑が見下ろせて開放的。心地よい空気を感じながら、手作りスイーツとのひとときを満喫できる。

 

大福やチーズケーキも。柴犬と地元を感じる和スイーツ

幅広い品揃えに心躍るショーケース

店頭には、みたらし団子や大福のほか、甘栗や抹茶のチーズケーキなど、さまざまな和スイーツが揃う。中には、明治時代の数年間だけ木津川市と奈良市をつないだ幻の“大仏鉄道”をイメージしたサブレも。店主の好きな柴犬や、ご当地を意識したオリジナルスイーツが、多くの人の心を惹きつけている。