甘くてスパイシーな香りが特徴のシナモンは、スイーツやドリンクに定番のフレーバー。寒い季節に高まるシナモン気分を満たしてくれるメニューを集めました!

懐かしくて新しい喫茶店。千本丸太町[YAMAZAKI COFFEE]の分厚いシナモントースト

地元で長く愛されてきた店は、2015年に現店主が先代から受け継ぎ、時代に合わせてリニューアル。

「シナモントースト」は二度焼きが特徴。まずは食パンにバターをのせてトースト。じゅわっとバターが染みた表面に、シュガーとシナモンをたっぷりとまぶして再び焼き上げる。仕上げにシナモンひと振り重ねれば、甘く刺激的な香りが立ち上る香ばしいトーストが完成。

焼き締まることで食感を損ねないよう、耳の2辺を切り落として半分にする心遣いも。表面はカリッと香ばしく、中はふわっとやわらかく。噛むたびにやってくる食感の変化が楽しい。

添えられるホイップクリームは、動物性と植物性をブレンド。コクと軽さのバランスがちょうどよく、シナモンの香りとよく合う。たっぷりとつけて頬張れば、甘さと香りのハーモニーにうっとり、心とろける食べ心地。

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サクッともっちり。烏丸御池[Sticks Coffee 京都押小路]のコーヒーと楽しむシナモンシュガーのチュロス

2025年3月、兵庫県の大自然に囲まれたカフェ「Sticks Coffee 夜久野高原」が京都へ進出。選りすぐりの豆で淹れるコーヒーと、それに合うスイーツが味わえる。

看板スイーツはチュロス。砂糖をたっぷりまとった、まんまるのドーナツ型がかわいらしい。ラインナップが30~40種類と豊富で、その中からスタッフが毎日10種類をセレクトして作っている。

「ワクワクする時間を過ごして欲しい」という店の思い通り、ショーケースに並ぶ色とりどりのチュロスを見るだけで心が躍る。店で揚げる手作りチュロスは、外がサクッと、中がもっちり。ここでしか味わえない、クリスピーなのにしっとりとした絶妙な食感に驚く。一口食べると広がるのは、砂糖や生地の優しい甘み。

さらに京都限定のシナモンシュガーなら、シナモンの柔らかな香りがふんわりと続く。

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シナモン好き注目。三条会商店街[さらさ焼菓子工房]で出会う、香り豊かな「シナモンケーキ」

三条会商店街にある焼菓子店。京都・大阪で6店舗を展開するカフェグループ「さらさ」の系列店で、各カフェで提供するスイーツも担っている。

「シナモンケーキ」は、季節を問わず並ぶ定番商品。ケーキ生地にサワークリームをたっぷりと使い、シナモンと砂糖、小麦粉、バターで作るそぼろ状の「シナモンシュトロイゼル」を挟んで焼き上げている。

表面は香ばしく、中はしっとりふわっと。サワークリームによる生地のリッチな味わいに、じゅわっと溶けたシュトロイゼルの甘みと香りが重なり、口いっぱいに広がる。忍ばせたクルミが、心地よい食感と味のアクセントに。

表面にもシナモンシュトロイゼルがたっぷりとのり、シナモンの甘美で香ばしい風味が存分に味わえる。スタッフ間では、この「シナモンケーキ」が一番人気なのだとか。

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嗅覚世界を探求。柳馬場姉小路上ル[サンガインセンス本店]の香りに焦点を当てたマサラチャイ

京都発の“好奇心を満たす嗅覚探求ブランド”「サンガインセンス」のフラッグシップショップ。2025年8月に烏丸通御池上ルから柳馬場姉小路上ルの築120年になる京町家に移転オープンした。

新店舗ではカフェスペースも併設。香りに焦点を当てたドリンクメニューが楽しめる。香りの抽出には、世界にまだ20台ほどしかないCOLDRAW®の抽出機を使用。熱を一切加えず抽出することで、素材の香りと旨みを引き出す新体験ドリンクを提供している。

爽やかな渋みが特徴的なアッサム紅茶を使用した「マサラチャイ」は、シナモンをはじめとした華やかな香りの余韻が続く冬におすすめのドリンク。すっきりとした甘みとミルクのコクに、寒い季節でかじかんだ身心がほどけていく。店内利用のほか、テイクアウトも可能。

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