最新マシンで味わうクラフトコーヒー

フィルターコーヒー「shalla(シャラ)」800円、シナモンロール680円

2025年10月31日にオープンしたばかり。「SLYER」のエスプレッソマシンや「Weber Workshops」のブリュワー「BIRD」で淹れたクラフトコーヒーが楽しめるカフェ。地産地消を大切に手作りしたスイーツやフードも並ぶ。

 

BIRDで淹れる、まろやかで後味すっきりの新感覚コーヒー

逆フレンチプレスのように、一杯ずつ抽出

写真は「BIRD」でコーヒーを淹れる様子。スタイリッシュなガラス製のブリュワーに、コーヒー粉をささっと入れる、その所作さえ絵になってしまう。抽出したコーヒーはガラスのカラフェへ。ブリュワー内が真空に近い状態で抽出され、豆本来の丸みのある味わいが引き立つ。さらに金属と紙の2層フィルターがオイル感をほどよく整え、後味はすっきり。毎日でも飲みたくなる、新感覚の一杯。世界各国の農園から厳選して仕入れたコーヒーを7種類ほど用意する。

和のテイストをさりげなく感じるカップで、ほっと一息

その日に選んだのは、店の代表的なコーヒー「shalla(シャラ)」。コーヒーでは珍しいメキシコ産の豆で、ナッツの香りとフルーティーな酸味が広がる。どこか出汁のような優しい質感と奥深い風味があり、他のコーヒーにはない味わいが不思議。オリジナルデザインのカップもちょうどよいサイズ。くぼみに両手の親指が収まるフィット感と、shallaのまろやかな口当たりが相まって、思わずほっとする。

 

スイーツはシナモンロールが定番人気

ローストクルミ入り。米麴仕立てのもっちり甘いシナモンロール
焼き立てシナモンロールの濃厚な香りは、店の外まで届くほど

コーヒーに合わせるスイーツには、ふくよかな厚みのあるシナモンロールを。自家製の米麹酵母で、ふわふわもっちりとした食感に焼き上げている。噛むほどに感じるのは、米麹のほのかな甘み。バターなどの乳製品を使わずに仕上げ、重すぎず最後まで心地よく味わえる。

シナモンロール以外にも、甘すぎないスイーツや体に優しいフードが充実。米麹酵母のフォカッチャや、季節野菜たっぷりのオープンサンドセットを揃える。手がけるのは、アメリカで暮らした経験を持つ料理家の順子さん。豊富なラインナップに、モーニングからブランチ、カフェまで、その日の気分に合わせて足を運びたくなる。

 

細部まで空間を作り上げた、開放感あふれるカフェ

店内には、レコードの音色がそっと響く
白樺の椅子は座面や背もたれを工夫し、自然に力が抜けるデザインに

二条通に面し、旅行客にも地元客にもなじむ、開放的な雰囲気のカフェ。店内はプロダクトデザイナーの夫・クリスさんを中心にチームで作り上げ、店名の“SUNNY”をイメージした黄色が、エスプレッソマシンや看板にあしらわれている。空間のテーマは、アール。和紙の照明や国産ヒノキの大きなシェアテーブルに施されたアールが、空間に柔らかな印象を添え、店に入るだけで自然と表情がほころぶ。知らない人同士でも会話が生まれやすく、ちょっとした情報交換の場にもなっているそう。

店先のベンチで、コーヒーブレイクにも

洗練されたコーヒー、手作りのスイーツとフード、そして明るい空間。どれも上質でありながら街に溶け込み、ふらりと訪れたくなる店。