甘みと酸味が調和する、爽やかコンフィチュールのフルーツパフェ

通年で提供している「金柑とオレンジのパフェ」2,310円

仏光寺通高倉西入にある町家カフェ。中庭からの柔らかな陽光が差し込む店内で、フルーツが主役の華やかなパフェが味わえる。

看板メニューは、「メランジェパフェ」。数種類のフルーツを混ぜ合わせたコンフィチュールを使い、フルーツの自然な甘みと酸味が調和した爽やかな味わいが特徴。中でも人気の「金柑とオレンジのパフェ」は、金柑やオレンジ、岡山産みかんなどのコンフィチュールを上に添えている。

 

余白と素材のコントラストに引き込まれる、繊細な一杯

自家製のジュレにフルーツをゆっくり沈めている様子

盛り付けは、あえて抜け感を重視。グラスの底には自家製のジュレを入れ、いちごやキウイを沈めて透明感を生み出す。

そして生クリーム、ケーキクラム、シュトロイゼルを詰めて、抑揚のあるビジュアルに。その上に、イタリアのCARPIGIANI社製の機械で作った口どけの良いソフトクリームを、余白を意識しながら優しく重ねる。

さらに薄いプレート状のホワイトチョコを忍ばせてから、たっぷりのコンフィチュールや飾り切りのオレンジを彩り豊かにトッピング。余白と素材のコントラストが絶妙なグラスに、思わず引き込まれてしまう。

ピンセットを使う繊細な工程が多く、途中で手がふるえることもあるとか。

 

環境に優しい、フードロス削減を目指す「サステナブル」な作り

色鮮やかなコンフィチュールがみずみずしくて美しい

メランジェパフェのテーマは「サステナブル」。コンフィチュールには無農薬・減農薬のフルーツに加え、B級品や半冷凍のものを積極的に使用し、環境や農産業、フードロスの削減に配慮している。

メランジェパフェ以外のメニューも「サステナブル」を意識し、フードロス削減を考えたレシピ作りをしているそう。

 

バリエーション豊かなパフェを、町家のゆったりカフェで味わう

木目調のオープンキッチンが、落ち着いた空間にしっとりと馴染む

築100年以上の町家をリノベーションしたカフェ。風情を残した空間にマッチする、細部まで行き届いたアンティーク家具や照明を配している。入店してすぐ広がる吹き抜けが心地よく、つい開放的な気分になりそう。

そんな空間で楽しめるフルーツパフェは、コンフィチュールを使ったものをはじめ、いちごを贅沢に使った定番や、写真に映える月替わりの一杯などがバリエーション豊かに揃う。

また、パフェを1つ食べるたびにスタンプが貯まるサービスがあり、5つ集めるとパフェが1つ無料に。これを目当てに訪れるリピーターも多い。

日常のご褒美や、ちょっとした贅沢に。フルーツが主役の華やかなパフェで、ほんの少し幸せな時間を過ごしてみては?

 

昔ながらの瓦屋根の庇があり、町家らしい店構え