立ち飲み店での間借り営業から独立。注目の新店いちおし「スパイシービーフカレー」|LOVE THE CURRY VOL.99

別添えで4種ほどの副菜付き。スパイシービーフカレー1,300円

JR山陰本線「二条」駅から徒歩10分ほど。旧二条通にオープンしたばかりのカレー専門店。店主の石原さんは、紫野の「立ち飲みカドヤ」での間借り営業を経て、縁あって昨年11月、この場所でカレー店をスタートさせた。カレーメニューは、「スパイシービーフカレー」「バターチキンカレー」「坦々キーマカレー」の3種類。

なかでもイチオシは、砕いた牛骨を15時間以上煮込んだ出汁を使った「スパイシービーフカレー」。ショウガやにんにく、セロリなどの香味野菜も一緒に煮込んだスープの旨みが染み渡る、淡麗で上品な味わいが新鮮な一皿。

こだわったのは、塩。フランス産の岩塩で、日本の塩にはない個性により味にインパクトを与えている。スパイスはホールとパウダー、合わせて20種類ほどを使用。ホールスパイスはテンパリングのあと取り除き、舌触りよくすっきりとした刺激に。一方で、「風味に厚みや奥深さを出したくて」と、パウダーのクローブの香りを味のポイントに据えた。

ブレンダーでペースト状にした牛すじを加えることでコクをプラスしつつ、丁寧に脂を取り除いた小麦粉不使用のあっさりした食べ心地は、「やみつきの」ではなく「毎日でも食べ飽きない」おいしさ。しっかり焼いた牛バラの塊肉は、噛めばホロホロと崩れるほど柔らかい。別添えの副菜と混ぜて食べても楽しい。

二条の住宅街の古民家で、ランチのみの営業

古民家を改装した店内は、自然光が差す明るい空間
吹き抜けになった土間は、オレンジ色の塗り壁が印象的
2階に続く階段の欄間にはステンドグラスがはまっている

古民家を改装した店内は、土間の吹き抜けの窓から光が差し込み、開放的な雰囲気。カウンター席のほか、テーブル席もあり人数問わず利用できる。

昼営業のみながら、アルコールメニューも揃う。ホワイトボードの一品メニューには、「ジャックダニエル」に漬け込んだ自家製ビーフジャーキーもあり、昼飲みのアテにしても最高。またタイミングが合えば、「気まぐれカレー」がホワイトボードに登場することもある。

JR山陰本線「二条」駅から徒歩10分ほど。旧二条通沿いに

店の前には「カレー」ののぼりも

テイクアウトの利用もOK。周辺はローカルな風情が漂う住宅街。漬け物店や精肉店、電気店、餅菓子店などの小さな店が立ち並ぶ商店街になっている。