自家製みかんマーマレードを使った今だけの爽やかなクレームブリュレ

2025年10月で満12周年を迎えた西陣の町家カフェ。夜昼ともに食事でもドリンク一杯でも、気兼ねなく利用できる店作りで愛されてきた。料理は洋食をベースに、手作りスイーツにも力を入れている。
旬の味覚が楽しめる季節のクレームブリュレは、毎年楽しみにする常連客も多い名物スイーツ。年末から春先までの時期は、自家製みかんマーマレードを使ったクレームブリュレが登場する。フレッシュな果実のおいしさを活かしたみかんマーマレードは、苦みもなくみずみずしい味わい。それを生地に混ぜ込むほか底に敷き詰め、上にもトッピング。テーブルに運ばれてくると、爽やかなみかんの香りがふんわり漂う。
「パリッ!カシュッ…」ごく薄く、繊細な食感のキャラメリゼに魅了される

キャラメリゼするのは、かならず注文が入ってから。ごく薄くブラウンシュガーをふりかけて食べる直前にバーナーで炙ることにより、スプーンを入れればサクッと割れて「パリッ!カシュッ…」と消えるようなくちどけになる。ブリュレ生地はミルクを使い、あっさりとなめらかな口当たりに。甘さも控えめでみかんマーマレードとよく合う。食後のデザートとしてもおすすめのひと品。
「ちょっとずつ、いろいろ」が嬉しい。洋食ごはんセットも人気

洋食のほか、フレンチやイタリアンなどのお店で料理の腕を磨いてきた店主の「丁寧に手作りした本格的な料理を肩肘張らず気軽に楽しんでほしい」という思いから、メニューにはレストランの王道レシピで手作りした料理が数多く並ぶ。ハンバーグやフライのほか、スープも、ドレッシングまで基本的には全て手作り。特にポタージュはファンが多いのだそう。
メインディッシュ級の料理がちょっとずつ、いろいろ楽しめる「Aセット」は、自家製のハンバーグ、唐揚げ、タラの魚と、「出町 岡田商会」人気商品のコロッケというクラシカルな洋食の楽しみがお皿の上にぎっしり。フライモリモリと、野菜がてんこ盛りになったサラダも嬉しい。
元は米屋だった築200年の京町家を改装



京町家を改装した店内は、さまざまな人数や過ごし方に寄り添える造り。カウンターやテーブル、椅子、ソファも、時を重ねた風合いのあるものが揃い、心落ち着く空間。ときにはキッチンでお子さんをおんぶして調理する金田さん夫妻の姿もあり、アットホームな雰囲気が漂う。「子ども連れでも気兼ねなくカフェタイムを楽しんでもらえたら」という実感のこもった言葉がありがたい。
寺之内通に面す「うなぎの寝床」

店内は、京町家らしくまさしく「うなぎの寝床」。寺之内通に面したカウンター席はガラス張りになっていて、通りを行き交う人の姿を眺めつつゆっくり過ごせる。
