「コーヒー」に新しい風を吹き込むニューオープンのお店を集めました!まだまだひろがるコーヒーの可能性を探しに、町へお出かけしませんか?
京都市役所前の近くにオープンしたカフェ[SUNNY GEORGE COFFEE]の、新しいフィルターコーヒー&もっちり米麹シナモンロール

2025年10月31日にオープンしたばかり。「SLYER」のエスプレッソマシンや「Weber Workshops」のブリュワー「BIRD」で淹れたクラフトコーヒーが楽しめるカフェ。地産地消を大切に手作りしたスイーツやフードも並ぶ。
「BIRD」で淹れたコーヒーは、豆本来の丸みのある味わいが引き立つ。さらに金属と紙の2層フィルターがオイル感をほどよく整え、後味はすっきり。毎日でも飲みたくなる、新感覚の一杯。世界各国の農園から厳選して仕入れたコーヒーを7種類ほど用意する。
コーヒーに合わせるスイーツには、ふくよかな厚みのあるシナモンロールを。自家製の米麹酵母で、ふわふわもっちりとした食感に焼き上げている。噛むほどに感じるのは、米麹のほのかな甘み。バターなどの乳製品を使わずに仕上げ、重すぎず最後まで心地よく味わえる。
シナモンロール以外にも、甘すぎないスイーツや体に優しいフードが充実。米麹酵母のフォカッチャや、季節野菜たっぷりのオープンサンドセットを揃える。手がけるのは、アメリカで暮らした経験を持つ料理家の順子さん。豊富なラインナップに、モーニングからブランチ、カフェまで、その日の気分に合わせて足を運びたくなる。
京都の日常に交わる、ベトナムのカフェ文化。理髪店併設のコーヒースタンド、北山[Other Half Barber & Coffee]

2025年7月24日、京都・北山の植物園近くに誕生した理髪店とコーヒースタンドの併設店。夫が理髪店を、妻がコーヒースタンドを担当。それぞれの仕事と好きをひとつに、夫妻の情熱と思いを凝縮した。
ベトナム・ホーチミン出身の妻によるコーヒースタンドは、「カフェ大国」とも言われるベトナムのカフェ文化を取り入れたメニューやテーブルウェアに個性が滲む。コーヒーと自家製ジンジャードリンク、スイーツを用意。コーヒーは、東京・三軒茶屋の焙煎所による6種類と、ホーチミンの人気ロースタリーによる1種類を用意。それぞれ、ハンドドリップとベトナム定番の「カフェスアダ」で提供する。
「カフェスアダ」は、日本でも広く知られる“ベトナムコーヒー”のこと。練乳入りのアイスコーヒーで、ベトナムでは屋台やカフェ、レストラン、あるいは自宅でと、日常のあらゆるシーンで親しまれている。
「カフェスアダ」の主役でもあるコーヒーは、日本で一般的に飲まれる「アラビカ種」の豆とは異なる品種で、「ロブスタ」と呼ばれるもの。約2倍のカフェインを含み、力強い苦みと独特な香りを持つ。こちらではホーチミンにある焙煎所「96B cafe&roastery」から取り寄せる高品質なロブスタを使用。雑味のない滑らかな苦みとともにフルーティーな酸味が際立つ、従来のロブスタとは一線を画す上質な味わい。ホーチミンの人気店の味が京都で楽しめる。
「ヒューマンソング」と深煎り珈琲と。一乗寺[遠藤珈琲店]のネルドリップで淹れた、濃くてビターな一杯

2025年8月8日、一乗寺にオープンした喫茶店。メニューは珈琲とケーキのみ。手廻し焙煎機で自家焙煎した珈琲を、ネルドリップで一杯一杯淹れる。そんな手間暇を惜しまないスタイルが今の時代に静かに輝く。
ブレンド2種、ストレート4種を揃える珈琲のラインナップは、基本的にすべて深煎り。なかには、「極深煎り」と呼ばれるほど深くローストしたものも。
インドネシアをベースにエチオピアも加えた「ストロングブレンド」は、しっかりとした苦みの中に、甘さも感じられる香りの良い一杯。浅めに煎られることが少なくないエチオピアは、深く焙煎しても甘みや香りが飛ばないという特長もあるのだそう。少し低めの温度でうんと濃いめに淹れたその味は、一口飲んで思わず声が漏れる。まさしく“珈琲”の芳味そのもの。
自家製のケーキは、チーズケーキとガトーショコラの二種類。特にガトーショコラは、ビターな深煎り珈琲との組み合わせが最高。ココアたっぷり。乳脂肪分は控えめなレシピでカッチリと焼き上げられたガトーショコラを、少しずつフォークで切り崩して食べるコーヒータイムは至福のひととき。
近年、全国的に浅煎りの珈琲が人気を集めるなか、「京都は深煎り珈琲が“生きている”町だと思う」という店主の遠藤さん。早くも「京都の喫茶店」として、ひとりの時間を大切にする地元客に愛されている。
