梅も咲き、すっかり春めいてきた今日このごろ。とはいえ油断は禁物。押し寄せる三寒四温の波間に、ちょっと他にはないもちもちうどんでお腹も心もぬくもりませんか?

昭和創業のかつお節店謹製。河原町七条[京カレーうどんECHIGOYA]のあまりにも豪勢な本格カレーなべ焼きうどん

京都駅から徒歩10分ほど。河原町七条に2023年にオープンしたカレーうどん専門店。

1965年に創業したかつお節店が直営しているので、出汁のクオリティは折り紙付き。かつお節は伏見稲荷近くの工房から削りたてが届き、天然の利尻昆布を贅沢に使用する。さらに、惜しまれながら閉店したカレーうどんの名店にも納めていた自社のルゥを使っている。

秋冬の名物になっている期間限定メニューが「カレーなべ焼きうどん」。ありそうでなかなかないスパイシーななべ焼きうどんは、大きな土鍋の中に厳選した具材が肩を寄せ合うボリュームたっぷりの逸品。

プリップリの大きな海老天にホロホロの牛すじ、かまぼこ、大原野「上田とうふ」オリジナルのジューシーな油揚げ「手あげ」、落とし卵、南丹からもぎたてが届く九条ねぎ、そしてどっさり入ったしめじ。いくつもの具材のおいしさが溶け込んだ〈全部入り〉なら、「ECHIGOYA」のまごころを余す所なく味わえる。

試行錯誤してたどりついたという麺は、太さ、厚みがしっかりあるモッチリタイプ。カレーのスパイスに負けない足腰の強い麺は、土鍋でグツグツ煮込まれるとふっくらとして、お腹の中にするすると入っていく。

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もちもち食感のうどんが絶品。JR長岡京駅東口[花雷]の、本格坦々のつけうどん

JR長岡京駅東口から東へまっすぐ。昼はうどん専門店として、名物のつけうどんを中心に豊富なメニューを揃え、夜はうどん利用か居酒屋利用かを選べるスタイルで営業する。

うどんメニューの看板「坦々つけうどん」は、ゴマの濃厚なコクに花椒のしびれが効いた本格派。食べごたえがありながら後口はすっきりとして、幅広い世代から支持を集めている。

店内の製麺室で自家製麺するうどんは、朝に仕込んだ分をその日の昼に提供する出来立てが信条。国産小麦2種類を独自にブレンドし、二段熟成で手間暇かけて仕込んでいる。注文ごとに特製の圧力釜で茹であげることで、表面はつるりと滑らかに、噛めば弾むようなもちもち食感が際立つ。

坦々のつけ汁は、自家製ラー油と花椒など数種類のスパイスで仕上げた本格仕様。北海道産昆布、煮干し、宗田かつお、鯖節、うるめ節、かつお節でとった出汁をベースに、豊かな旨みの層が、奥深い味わいを生み出している。

食欲そそる赤いつけ汁にうどんをしっかりくぐらせてずずっとすすれば、ゴマの濃厚な風味が広がり、遅れて辛さと痺れの刺激が追いかけてくる。辛さはゼロから調整可能で、辛味が苦手な人への配慮もありがたい。

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ごぼう天の風味がふわり、自家製出汁の肉うどん。下鴨[京都 下がも 旨味ひとつ]の丁寧な一杯

下鴨中通沿いのうどん店。「今食べるものが10年後の体を作る」という思いを大切に、厳選した素材を使い、注文を受けてから一杯ずつ丁寧に仕上げている。

温かい「肉うどん」は、国産牛肉の甘辛煮がたっぷり。甘辛い牛肉に、温かい出汁を組み合わせたオリジナルうどん。

九州産の小麦粉を100%使ったうどんは、出汁がよく絡む平打ちタイプ。もっちりとした食感ながら柔らかなコシで、誰でも無理なく食べやすい。一晩かけて引く出汁は、利尻昆布に5種類の節を合わせた自家製。昆布の風味がはっきりと感じられる味わいでありつつ旨みと塩味のバランスが良く、トッピングの多彩な味わいを上品にまとめ上げる。うどん出汁がしみ込んだ甘めの牛肉をうどんと一緒に味わえば、幸せな気持ちがじんわりと広がる。

出汁の優しい味に奥行きを添えるのが、ごぼうの天ぷら。ごぼう本来の香ばしさを引き出してカラリと揚げている。出汁に溶け込んだ天ぷらの香ばしさが、出汁をすするとふわりと口に広がってたまらない。最後の一滴まで飲み干したくなる一杯。

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