とろ~り、つるん。厳選素材のわらび餅

哲学の道や、南禅寺の近く。緑豊かな庭を眺めながら、ほっと一息つける店。看板メニューのわらび餅をはじめ、多彩なデザートやランチが並ぶ。
自家製の柔らかなわらび餅。口に入れると、とろりとほどけ、つるんと喉を通り抜けていく。練りの感覚を研ぎ澄ませて仕上げた、とろける食感は唯一無二。涼やかな透明感のある佇まいも相まって、気づけば余韻に浸るように、ゆっくりと味わってしまう。わらび餅に練り込む黒糖は、沖縄・西表島のもの。ほのかな酸味があり、すっきりとした甘みで、最後のひと口まで心地よい。
「夫の作るわらび餅を初めて食べた時、おいしーい!と思ったんです」と、店主の妻。その弾んだ声に、好きな気持ちがにじむ。「おいしい幸せを、おすそ分けしたい」との思いで、料理人である夫のレシピを受け継ぎ、わらび餅を作り始めたそう。
とろけるわらび餅に、和三盆と黒豆きな粉の濃厚ソースをかけて

ソースやトッピングによって、さまざまな味わいを楽しめるわらび餅。「とろ~りわらび餅」には、和三盆と黒豆きな粉のソースを添えている。わらび餅はつるんとした食感、ソースは濃厚な口当たり。少し粗めの黒豆きな粉を使うことで、その濃厚さを生み出している。コクがあるソースをよく絡めて食べると、こっくりとした甘みが口いっぱいに広がる。食感も味も繊細で、今までありそうでなかったおいしさに、自然に笑みが浮かぶ。
ずっと食べていたくなる、黒豆きな粉と黒糖のわらび餅


「わらび餅」には黒糖と黒豆きな粉を。黒豆きな粉の香ばしさが、黒糖の上品な甘みを引き立て、食べるごとに次のひと口を求めてしまう。わらび餅では王道の組み合わせながら、黒糖と黒豆きな粉の奥深い風味に、思わず声が漏れる一品。
ほかに、祇園「むら田」のゴマを練り込んだ「とろ~りゴマわらび餅」や、石臼挽きの京都産抹茶を練り込んだ「とろ~り抹茶わらび餅」を用意する。
抹茶とミルクをかき混ぜて。ひんやり抹茶オーレ

夏のわらび餅には、冷たい飲み物を合わせて。抹茶とミルクの層が美しい「抹茶オーレ」は、「とろ~り抹茶わらび餅」と同じ抹茶を使ったひんやりドリンク。すっと引く甘さで飲みやすく、ほろ苦い抹茶の香りを存分に味わえる。抹茶アイスをのせた「クリーム抹茶オーレ」も、この季節にぴったり。
庭を眺めて過ごす、心ほどける和の空間


東福寺から移転し、2025年4月にリニューアルオープン。夫がリノベーションを手掛け、店内から丁寧に手入れされた庭が見渡せる、落ち着いた空間を作り上げた。入口から建物をぐるりと歩き、庭で靴を脱いで店内へと上がるつくりになっている。季節の植物や軒先の灯籠が目に入り、店へと向かう時間でさえ、心がほぐれていく。わらび餅を味わいながら、庭の緑に身をゆだねて、ただ静かな時間を過ごしたい。

国籍を問わず、老若男女にゆったりと過ごしてもらえるよう、種類豊富なデザートやランチメニューを揃えている。
