まろやかなコクと食感のバラエティが食べて楽しいタルタルソース。親しみやすい味わいのイメージの向こう側に、意外と!?奥深い世界が!京都のタルタルソースグルメを集めました!

たまご&ツナが絶対おいしい。[お好み居酒屋 ぞろんぱ]の看板お好み焼き「タルタルソース玉」

河原町通今出川下ルで長年愛されている「お好み居酒屋」。お好み焼きや焼きそば、鉄板焼に加え、旬の食材を使った居酒屋メニューがなんと200種類以上揃う。

看板メニューは「タルタルソース玉」。自家製のタルタルソースがたっぷりかかったオリジナルお好み焼きで、タルタルソースの卵のコク、玉ねぎの甘みに、生地に加えたツナの旨みがマッチして、スナック感覚で楽しめる一品。

お好み焼きには厳選した真昆布と鰹節で毎日取る白だし、数種の鶏ガラと野菜を何時間も煮込んだ鶏ガラスープ、さらに数種の荒節をブレンドして煮出した出汁の3種を合わせて使用。選び抜いた小麦粉に山芋もミックスして鉄板で焼けば、外はカリッと、中はふわっと。ひと食みすればフワンと出汁が香り、旨みの足腰の強い「ぞろんぱ」ならではの優しいお好み焼きになる。

タルタルソースのほか、タレやドレッシング、辛味噌、チリソースなどの調味料はすべて自家製。ここだけの味に慣れ親しんだ地元客に愛されている。

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卵感たっぷりの自家製タルタルが決め手![グルメハウスあいかむ]の「チキンなんばん」

叡電一乗寺駅から東へ徒歩5分、曼殊院道沿いにある定食店。「チキンなんばん」は、昼夜を問わず定食で味わえる人気メニューのひとつ。

ひと口食べて驚くのは、鶏モモ肉の柔らかさ。店主自ら筋や余分な脂を丁寧に下処理しているため、火を通してもしっとりとして、噛めばじゅわっと旨みが溢れる。小麦粉と溶き卵をまとわせて揚げたあとに絡める甘酢ソースは、酸味を抑え甘み際立つ味わい。タルタルとの相性も抜群で、仕上げにタルタルの上から甘酢をジュッとかけるひと手間で、ふたつの味が見事に調和。頬張るたびに幸せが広がっていく。

タルタルは、たっぷり入ったゆで卵の白身の食感と、黄身のコクがしっかり感じられ、卵好きにはたまらないおいしさ。玉ねぎのほか、酸味の強いものとマイルドなものを組み合わせたピクルスを入れており、酸味と甘みが上品に両立。軽やかな食べ心地なので、たっぷりとつけて頬張りたい。

定食はどれも、ご飯、味噌汁、小鉢とともに、こんもり盛られたフレッシュサラダと惣菜が添えられ、野菜をたっぷり摂れるのがうれしい。丁寧に出汁をとった味噌汁は、深い旨みが体にじんわりと染み渡る。どちらも「あいかむ」の定食に欠かせない楽しみとなっている。

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たまごが主役の手作りタルタルソースが自慢。[洋食の店 ITADAKI 白梅町店]のプリップリ「海老フライ」

北野白梅町の街角で長年地元に愛されてきた洋食店。お昼どきともなれば行列ができる人気の秘訣は、熟練の技に裏打ちされた確かな味。創業は1921年という歴史がありがなら、そのおいしさは繊細で現代的。吟味した素材の魅力を余すところ引き出す洋食定食に、食べる歓び(よろこび)が詰まっている。

海老フライのタルタルソースはもちろん手作り。黄身も白身も形や食感がしっかり残る粗みじんの卵が惜しみなくたっぷり使われている。オニオンやピクルスは少しだけ。レモン汁も味を引き締める程度に抑えた、卵が堂々主役を張る食べごたえのあるタルタルソース。

厳選した大きな海老を使った海老フライは、噛めばカリッと衣からいい音がして、プリップリの海老の食感にも感動。長年磨かれてきたバランス感覚から繰り出される端正なおいしさに魅了される。レモンをキュッと絞ったり、付け合せのポテトにディップしたり、別皿の柴漬けと混ぜたりして食べても楽しい。日替わりの一品、ライス、サラダ、味噌汁、漬け物付き。

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コク深い柴漬けタルタルがビールにぴったり![CRAFT HOUSE KYOTO]の「鱧のフィッシュ&チップス」

京阪本線「七条」駅から歩いて5分ほど。12種類のクラフトビールが気軽に楽しめる、オープンな雰囲気の店。デリの盛り合わせや自家製カヌレなどの味わい豊かな料理が揃う。

定番のフィッシュ&チップスは京都らしい食材でアレンジ。鱧のフライに、自家製の柴漬けタルタルソースを合わせて仕上げている。

淡いピンクが目を引く柴漬けタルタルソースはまろやかなマヨネーズをベースに作り、柴漬けの甘酸っぱさが苦手な人でも食べやすい、しっかりとしたコクが広がる。衣サクサク、中ふわふわの鱧フライに絡めると衣が柔らかくなり、サクサクとしっとりの食感のコントラストがたまらない。リッチな味わいはほどよい塩気のポテトにも相性抜群。オイリーな余韻を、ビールでリセットする瞬間がすっきりと心地よい。

自家製タルタルソースを使った料理はほかにも。「ハモンセラーノ産生ハムと半熟卵のポテトサラダ」は、クリーミーで優しい味のポテトサラダにタルタルソースのコクがよく合う、おつまみに欠かせない一品。

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ライム香るタルタルのライスバーガーに新鮮な驚き![GOOD NATURE KITCHEN]のバーガーシリーズ

複合型商業施設「GOOD NATURE STATION」の1階中央にあるバーガーショップ「GOOD NATURE KITCHEN」。「ローカル×発酵」をキーワードに「GOOD LOCAL BURGER SERIES(グッド ローカル バーガー シリーズ)」をスタート。日本に古くから根づく発酵食を使ったクラフトバーガーを展開している。

ライスバーガー「寝かせ玄米®・焼肉バーガー」は、寝かせ玄米のもっちりとした食感が滋味深い味わい。メイン具材の“焼肉”に使われているのは、グラスフェッドビーフ。自然放牧され、牧草だけを食べて育った牛の赤身肉で、脂肪分が少なく、肉本来の旨みと澄んだ味わいが特徴。ほどよい歯ごたえで噛むほどに旨みが広がる肉に、甘みのある焼肉のタレを絡め、香ばしく焼き上げている。さらに、細切りのニンジンナムルや紫キャベツのマリネ、大根の酢漬け、生レタスなど、野菜もたっぷり。一口ごとに彩りと食感のバランスを楽しめるのもうれしい。

そんな多彩な具材をまとめ上げるのが、“平飼い卵とライムのタルタルソース”。ドライな苦みとシャープな酸味をもつライムの風味が印象的で、京都・宇治「WABISUKE」の平飼い卵のコクと、炒めた玉ねぎのやさしい甘みが重なり合う。ひと口で広がる鮮やかな風味は、新鮮な驚きを感じさせる。

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