西陣の小さな喫茶で味わう、大人も大満足の手作りプリン・ア・ラ・モード


2020年秋、西陣に誕生した小さな喫茶店。上質を知る大人も思わず笑顔になる「プリン・ア・ラ・モード(1,200円)」は、自家製カスタードプリンに2種のアイス、季節のフルーツ、自家製ケーキが一皿に。プリンは卵の香りも豊かな昔ながらのしっかり食感。バニラビーンズたっぷりの濃厚アイスに加え、この日はいちごの自家製アイスが爽やかさをプラス。中央で輝くチェリーをはじめとした瑞々しいフルーツもたっぷり楽しめる。しっかりビターな味わいの、香り高いオリジナルブレンドのホットコーヒー(500円)と一緒にどうぞ。

 

愛すべき、喫茶店で過ごす甘いひと時


昭和初期の米穀店をリノベーションした店内には、カウンター4席とテーブル席が3つ配され、地下へと続く階段にギャラリーも併設する。「子どもの頃から、家族でイノダコーヒに行く時間が好きだった」という店主の富依具子さん。固めのカスタードプリンや週替わりのプレートランチ、コク深いコーヒーなど、多彩なメニューには具子さんの愛する「京都の喫茶店らしさ」がにじみ出る。夫の俊哉さんとともに日々カウンターに立ちながら、スイーツやフードはすべて具子さんが手作りする。上品で飽きのこないその味わいは、惜しみない手間暇の賜物。「ウェッジウッド」や「エインズレイ」など、世界の名窯によるカップで供されるドリップコーヒーもお見逃しなく。金土日には、夜の営業も。