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ニュージーランドとメルボルン 二人の「好き」をこの場所から発信


「僕らの土台はニュージーランドなんです」。今年4月、鞍馬口に誕生したカフェのカウンターでJunさんとHitomiさんが声を揃える。ワーキングホリデー先のニュージーランドで出会い、現地の「スローでシンプルでナチュラルな生活」に深く感銘を受けたという二人。また、活気あふれるカフェカルチャーに惹かれ毎日通ううち、バリスタの仕事に興味を持ち、さらにカフェカルチャーが充実するオーストラリア・メルボルンへ渡ることに。「メルボルンのカフェって、オーナーそれぞれが好きなことを独自に発信していてすごく個性豊かなんです。お客さんもそれぞれ自分の好きな店があって、好きな味や淹れ方、飲み方があって。働いていても客としてもすごく楽しかった」メルボルンでの生活を経て、二人の道は決まった。

「大好きなニュージーランドで見てきたものと、メルボルンで学んだカフェカルチャーを日本で広めたい」。メニューはメルボルンスタイルのエスプレッソドリンクを中心に自家製焼き菓子も用意。コーヒーはすべてメルボルン時代にお世話になった奈良「ANY B&B+COFFEE 」の焙煎によるもの。「人との繋がりの大切さを、店づくりをしていく中で実感しています」。壁に飾られたニュージーランドの雄大な風景写真は、現地で出会った友人の写真家の作品。店内をDIYする際も友人の助けを借りた。

店名の「マナイア」とはマオリ族の伝統的なデザインのひとつで「空、大地、海の調和」の意味を持つ。「この世界と人々の暮らしに心地よい調和を生み出す」という思いのあるこの名前は、まさに二人の表現したい思いそのものだった。「エコでサステナブルなグッズを増やしていきたい」「素敵なモノや面白い人と繋がって、僕らが思い描く暮らしやカルチャーの発信拠点にしていけたら」二人の夢は今、始まったばかり。

柔らかい陽光と緑が気持ちいい窓際の特等席で


メルボルンのカフェに倣った大きめボウルの自家製グラノーラ(800円)はラテ(550円)と。

メルボルンで出会った浅煎りスペシャルティコーヒーの「産地ごとに際立つ個性や果実味を知ってほしい」とJunさん。ニュージーランドやオーストラリアでポピュラーなフラットホワイト(550円・写真左)はミルクが少なめだからエスプレッソの風味がしっかり味わえる。ともに柔らかい陽光と緑が気持ちいい窓際の特等席で。

「毎日メルボルンとニュージーランドのカフェの風景を思い描きながら店に立っています」というHitomiさんとJunさん夫妻。ナチュラルな空間にラフな雰囲気が居心地よく、二人とのおしゃべりも楽しい。