銅板でじっくり焼かれたホットケーキ


哲学の道からほど近く。鹿ヶ谷通沿いの瀟洒なヴィンテージマンションに、今年1月オープンしたカフェ。築50年という建物にはクラシカルな雰囲気が漂い、その地下へと続く階段を降りると、木漏れ日の中に見えてくるというロケーションにときめかずにいられない。「ホットケーキ(800円)は、表面の焼き目がカリッ、口に運ぶとフワッっと溶ける軽~い食感。銅板でじっくり焼くためオーダー後15分程度要。紅茶(800円)はポットでサービス。サーブされるグラスやプレートも、アンティークやヴィンテージのもの。目の前に広がる贅沢な眺めにうっとり。すべて店内で手作りするスイーツメニューのほか、オーナーがオーストラリアの友人から伝え聞いたレシピを元にしたミートパイなど、軽食メニューもおすすめが目白押し。

オーナーのコレクションが空間を彩り、上質な時が流れる


「どこに座っても楽しめるように」というオーナーの言葉通り、店内はどの席も見どころたっぷり。イギリスから取り寄せた壁紙にドイツ製の鳩時計、オランダ製のテーブルランプなど、ヨーロッパ・アンティークを中心としたオーナーのコレクションが空間を彩り、上質な時が流れる。

アットホームなぬくもりを感じる接客も心地よく、肩肘張らずにいられるリラックスしたムードに、はからずも心が解けていく。