全国に先駆け京都にて4/7(金)先行公開!映画『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』


(c)映画「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」

“わたしたちは全然大丈夫じゃない。” 新世代が紡ぐ、やさしさの意味を問い直す物語。

『21 世紀の女の子』『眠る虫』で注目を集めた金子由里奈監督による長編商業デビュー作にして、「おもろい以外いらんねん」「きみだからさびしい」をはじめ繊細な感性で話題作を生み出し続けている小説家・大前粟生氏にとって初の映像化作品。『町田くんの世界』以来の映画主演作となる細田佳央太、『いとみち』の駒井蓮、『麻希のいる世界』の新谷ゆづみをはじめ、フレッシュなキャストが競演。
“恋愛を楽しめないの、僕だけ?” ―京都のとある大学の「ぬいぐるみサークル」を舞台に、”男らしさ”“女らしさ”のノリが苦手な大学生・七森、七森と心を通わす麦戸、そして彼らを取り巻く人びとを描く。

★第18回大阪アジアン映画祭 コンペティション部門

 

【公開に向けてのコメント】

弱いひとが弱いまま生きられる場所はないのだろうか。そう思っていた時にこの原作に出逢いました。
『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』には傷ついた人がたくさん出てきます。
撮影中、私自身も人間が持つ加害性や言葉について幾度も省みていました。
物語に共鳴してくれた俳優さんやスタッフ陣と、傷つくことや優しさについて、一緒に立ち止まって考えながら作り上げた映画です。
私たちは圧倒的に対話が足りてない。社会が少しでも優しくなりますように。日々の無力さに疲れてしまったあなたに観てもらいたいと願っています。

金子由里奈(監督)

 

『ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい』上映情報


日時 2023年4⽉7⽇(⾦)~
場所 京都シネマ(https://www.kyotocinema.jp/

京都みなみ会館(https://kyoto-minamikaikan.jp/

★4/8(土)は各館で金子由里奈監督による舞台挨拶・トークが決定!
・11:00の回上映後舞台挨拶 @京都みなみ会館
・13:40の回上映後舞台挨拶 @京都シネマ
・17:20の回上映後トーク @京都みなみ会館 ゲスト:川村健一郎教授(立命館大学)

作品情報 出演:細田佳央太 駒井蓮 新谷ゆづみ 細川岳 真魚 上大迫祐希 若杉凩 天野はな 小日向星一 宮﨑優 門田宗大 石本径代 安光隆太郎
原作:大前粟生「ぬいぐるみとしゃべる人はやさしい」(河出書房新社 刊)
監督:金子由里奈 脚本:金子鈴幸 金子由里奈 
撮影:平見優子 録音:五十嵐猛吏 編集:大川景子 
プロデューサー:髭野純 スチール:北田瑞絵 宣伝デザイン:大島依提亜
音楽:ジョンのサン 主題歌:わがつま「本当のこと」(NEWFOLK)
製作・配給:イハフィルムズ (2022|109分|16:9|ステレオ|カラー|日本)
公式サイト https://nuishabe-movie.com/
 

 

■プロフィール

細田佳央太(ほそだ・かなた)
2001年12月12日生まれ、東京都出身。1000人超の応募者の中から抜擢され『町田くんの世界』(19/石井裕也監督)で映画初主演。以降、『花束みたいな恋をした』(21/土井裕泰監督)、『子供はわかってあげない』(21/沖田修一監督)、『女子高生に殺されたい』(22/城定秀夫監督)、『劇場版 ねこ物件』(22/綾部真弥監督)、『線は、僕を描く』(22/小泉徳宏監督)、TBS「ドラゴン桜」、日本テレビ「恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~」など映画・ドラマを中心に幅広く活躍。テレビ朝日「もしも、イケメンだけの高校があったら」、日本テレビ ZIP!朝ドラマ「クレッシェンドで進め」でそれぞれ主演を務めたほか、2023年はNHK「どうする家康」で大河ドラマ初出演を果たす。

駒井蓮(こまい・れん)
2000年12月2日生まれ、青森県出身。「ニコラ」専属モデルを経て、『セーラー服と機関銃 -卒業-』(16/前田弘二監督)で映画初出演。『いとみち』(21/横浜聡子監督)で映画単独初主演を務め、第34回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞 新人賞をはじめ多数の受賞・ノミネートを果たす。その他の主な出演作に『名前』(18/戸田彬弘監督)、『町田くんの世界』(19/石井裕也監督)、『音楽』(20/岩井澤健治監督)、『青めぐる青』(22/宮崎彩監督)、NHK連続テレビ小説「ちむどんどん」、LINE VISION「改札で止まっちゃったら」、RCC「フューチャー!フューチャー!」など。NHK-FM「駒井蓮のニポミン!」のMCを務めているほか、出身地である青森県平川市の「ひらかわPR大使」としても活動中。

新谷ゆづみ(しんたに・ゆづみ)
2003年7月20日生まれ、和歌山県出身。2014年、「ちゃおガール2014☆オーディション」の準グランプリを獲得。その後、アイドルグループ「さくら学院」のメンバーとして活動し、19年3月に卒業。『さよならくちびる』(19/塩田明彦監督)で映画初出演、『麻希のいる世界』(22/塩田明彦監督)で映画初主演を果たす。その他の主な出演作に『やがて海へと届く』(22/中川龍太郎監督)、『マイスモールランド』(22/川和田恵真監督)、『わたしの見ている世界が全て』(23/佐近圭太郎監督)など。

金子由里奈(かねこ・ゆりな)
1995年10月27日生まれ、東京都出身。立命館大学映像学部卒。在学中に映画制作を開始。山戸結希 企画・プロデュース『21世紀の女の子』(2018)公募枠に約200名の中から選出され、伊藤沙莉を主演に迎えて『projection』を監督。また、自主映画『散歩する植物』がPFFアワード2019に入選し、香港フレッシュ・ウェーブ短編映画祭でも上映される。初長編作品『眠る虫』は、MOOSIC LAB2019において見事グランプリに輝き、自主配給ながら各地での劇場公開を果たした。「チェンマイのヤンキー」というユニットで音楽活動も行っている。