しっとり生地はふわっと軽く、甘さに幸せ感じる王道レモンケーキ|KYOTO OYATSU CLUB 第124回

Poliレモン(1個)300円

阪急「長岡天神」駅から南へすぐのパティスリー。生ケーキがショーケースを彩り、焼き立ての焼菓子や個装のギフト商品が棚をにぎわせる。あらゆるシーンに寄り添う洋菓子が、街の日常に華やかな色を添え、2025年4月のオープン以来、地元の人たちに親しまれている。

「Poliレモン」は、昔から親しまれてきたレモンケーキをPoli流に再構築した看板商品。愛媛・岩城島産の「いわぎレモン」と、京都・ヒグチ養蜂場のハチミツを生地に使う。果汁と果肉、皮までまるごと使いながらも、酸味は控えめ。爽やかなレモンの香りと、天然ハチミツの洗練された上品な風味が、口のなかでやさしく重なる。キメ細かくしっとりした生地は、ひと口頬張ればふわっと軽い。たっぷりと纏わせたレモンチョコレートの心地よい甘さに、しみじみと口福を味わえる。

個装され、日持ちするので、ギフトにもぴったり。箱入りも用意する。

 

キュッと酸っぱく、食感シャリッ。焼き立てツヤツヤ、もうひとつのレモンケーキ

Poliレモングラス(1個)300円

「Poliレモングラス」は、砂糖にレモン果汁を加えたグラスを生地に纏わせた、もうひとつのレモンケーキ。歯に当たる瞬間、繊細な砂糖の結晶がシャリッと崩れる。キュッと潔い酸味がレモン好きにはたまらない。「Poliレモン」と同じしっとり生地ながら、纏わせるものによって味わいも食感もがらりと変わるのがおもしろい。

こちらが並ぶのは、フランスのパティスリーによくある、日常のおやつとして気軽に買える焼菓子「ガトー・セック」をイメージしたブース。毎朝開店と同時に焼き立てが登場する。常温で日持ちは3日ほどだが、シャリッとした食感を楽しむには翌日までがおすすめ。

「Poli」はフランス語で「丁寧」を意味する。素材選びからお菓子作り、内装やディスプレイ、接客に至るまで、丁寧な心配りで店を切り盛りする店主の想いが、この店名に込められている。ケーキや焼き菓子はどれも、シンプルながら手の込んだ確かな味わい。軽いのに満足感があり、食べ終えるころには、また食べたくなっている。店内は上品な雰囲気ながらも温もりに満ち、すっかり「街のケーキ屋さん」として地元に根付いている。